4月4日 越乃寒梅  雨
本日は、雨。でもって釣りはお休み。
それで、読みたい本があったんで、近所の書店に行きましたところ、それが無い。まあ、新刊本の釣りエッセイ集(村田久さんの「定年つり師」)なんぞは、地方の本屋サンには、なかなか置いてくれませんわな。だから、家でボーッとしてましたが、それもツマラン。
それで、めだか釣具へ行って、奥越の年券を買いました。
めだかのオネーサンによると「今年から石徹白漁協は独立しました。奥越の年券だと、九頭竜だけしか釣れませんが、500円お安くなってますよ」とのこと。う〜ん、石徹白漁協は、あのC&R区で、そうとう儲かってるようですねえ。
私としては、500円高くても、以前のように、九頭竜・石徹白と、両方使えたほうがありがたいのですが、まあ、最近、石徹白へは、ほとんど行かないから、まあいいか。
でもって、せっかく年券を買ったのだから、九頭竜ダムへ行ってみて、それで、せっかく来たのだからと、竿を出してみて、寒くて寒くて、後悔しました。
やっぱり、こんな日は、家でどっしりと落ち着いて、本でも読んでるべきでした。

さて、先日ある人から、銘酒「越乃寒梅」を頂きました。私のようなケチな日本酒党にとっては、憧れの品であります。そこでまた、ケチケチな私は、頂いた人には失礼ながらも、その値段をネット検索して驚きました。このお酒のお値段、なんと2500円〜10000円と、非常に幅広い。もちろん同じ品の値段です。これ、流通経路によって、これほどの差が出るんだそうです。これってね、2500円で買う人よりも、10000円で買う人の方が、きっと美味しく飲んでるんでしょうね〜。そのお酒の価値を、それだけ高く認めて、それでも飲んでるんだからね。
さてさて、その「越乃寒梅」のお味。これは本醸造酒で、このタイプのお酒は、私の場合ぬる燗で頂くのが常ながら、このお酒には、ひと肌くらいがよろしい。ほのかな麹の香りと、口の中にまったりと広がる、さわやかな甘さ。つまみは、同時に頂いた、長者盛の酒粕の炙ったもの。この組み合わせは絶品でした。
私の「越乃寒梅」の評価は、う〜ん、5000円!。やっぱり、貰い物でないと飲めない。

ようやくビールの美味しい季節がやってきました。
(山翡翠733とビール)
4月10日 和良・ヲンボ谷 晴れ AM11:00〜PM3:00
鹿倉川を釣る、テンカラN氏。私が釣りに出かける場合は、いつも仕事場からの出発となる訳ですが、そこには10年以上も愛用してる仮設(?)トイレがあります。その出入り口は、30cmばかりの高さがあって、その下に、さらに10cmの落差があります。
今朝、釣り仕度を調えた後、用足しをしまして、そのトイレから出たところ、その10cmの落差のところで、左足首が、グニャリと、なった。
とても痛かったけど、ビッコを引きながらも、とりあえずは歩けます。しかしながら、たった10cmの落差で捻挫するとは・・・。情けない。

そして、ヲンボ谷。
水は渇水気味ながら、天気が良くってビールが美味い。魚もそこそこ出る。ただ、なかなかフッキングしてくれなくて、釣れたのは17cmを2匹。
そして、やっぱり足首が痛い。水平な石の上では、それほどではないものの、斜めになった石の上に足を置くと、思わず「ウッ!」と声が出てしまう。私はこの日、80歳の老人のように、ゆっくり、ゆっくりとでないと歩けませんでした。

その後、鹿倉川へ行ったところ、テンカラN氏と会う。氏の話によると「栗巣へ行ったけど、釣り人ばっかで入る所が無い。ほんで、こっちに来た」んだそうな。たしかに和良は、あんまり釣り人、居りません。魚も釣れなかったけど・・。
で、テンカラN氏と釣り上って16cmを各1匹。「釣れないから帰りましょうか」となって、トボトボ道を歩いてたところ、N氏が小さな沢に目をやり「ここに魚は居るかな?」と言って、いそいそと竿を伸ばす。なんだかイヤ〜な予感がしたものの、私も付き従う。その沢は小さな流れながらも、大岩を主体とした落差のある流れで、平地でもビッコを引かないと歩けない私には、チトきつい。N氏は何度か魚を確認したようで、どんどん上流をめざすものの、大岩に挟まれた所を登ろうとして、ダバリ込む(水没)。私は不謹慎にも「これで引き返せる」と思ったのもつかの間、下半身びしょびしょのN氏は元気でした。
その後もしばらく釣り上ったものの、結局1匹も釣れませんでした。私は斜めになった岩を踏むたびに、「ウッ!」とか「アッ!」とか言いながら、ノソノソとついていっただけで終り。

翌11日は、アヒル局長さんから「川原で宴会やるから、どう?」とのお誘いを受け、参加しました。
この人達の集まりでは、毎回美味しい物が、代わる代わる出てくるので、とても楽しみです。今回のメインはスズケンさん持参のサクラエビによる、かき揚げとの事だったので期待してましたが、なんとサクラエビのみの贅沢なかき揚げ。それに局長さんが山をよじ登って採ってきたと云うコシアブラとツクシの天ぷら。スモークサーモンのコロッケも絶品でした。Y師匠さんが、その日の朝に釣ってきた大きなアマゴの天ぷらや、あのウイスキーみたいな焼酎も美味しかった。その上、蕎麦まで出てきた時には、「うーん、そこまでやるか・・・」と、うなってしまいました。ほかにも色々あったな〜。
どうもご馳走様でした。

ここの水は、手を切るように冷たい。
(庄川支流の20cmイワナ)
4月17日 庄川 晴れ PM0:00〜6:00
今日は、師匠と庄川へ行く。
道路上から眺める庄川は、平水に見えたものの、いざ川原へ降り立ってみると、やはりまだ雪しろ増水で、その水位が高位安定状態。一番釣れない水況です。それで2人でたたずんでビールを飲んでたところ、対岸に釣り人の車が止まり、車を降りたその人は、川を見ながら、たたずみ始めました。「あの様子じゃあ、午前中に竿だして、釣れなかったんだろうね〜」
とりあえず釣り仕度を調えて、私はウェットを流す。が、なんにも反応ナシ。しかも、強風にあおられた私の帽子は、雪しろの流れにリリースされてしまった。師匠のミミズにも、かすりもしない。30分で見切りをつけました。

なんか、グチャグチャした写真ながら、実際もグチャグチャした、釣りにくい流れです。その後、昼食場所を求めて移動。この日は風が強かったので、上流のそのまた支流まできてしまった。
毎度のことながら、やはり、ケーちゃんとビールです。
目の前の小さな流れを見ながら、ビールを飲んでると、仔アマゴがライズするんで、ここでしばらく釣る事にする。私は小渓流好きながら、ここまでセコイ谷までは釣らないし、師匠は元来、本流志向なんだけど、今回は許して頂く。
お互いに焼酎をボケット瓶に詰め込んで、チビチビとやりながら交互に釣ってくと、小型ながら、飽きない程度に出てくれる。サイズは15〜18cm(+仔アマゴ)で、側線に沿って朱点が一列に並ぶ、森茂のようなアマゴでした。また、朱点のほとんど無いアマゴもおりました(こういうのは、源流部で時折見かけるけど、この手のアマゴを釣ると、なんか申し訳ない気がする)。
釣果は、私に4匹ばかりと、師匠は、もうちょっと釣ってましたね。
まあ、たまには、セコイながらも、こんな風なのんびりした釣りも、良しとしましょう。

夕方は再び本流へ。
そこで師匠は、ライズをミミズで取って、プリプリの放流25cmアマゴ。私の先にあったライズには、1回カスッただけで終わりました。

翌、18日は、某所でアサリの酒蒸しを頂いた後(美味しかったな〜)、内ヶ谷へ走る。昨日のセコイ谷でを釣ったせいで、クマの臭いのする川が恋しくなった。
釣果は18cm1匹と仔アマゴをチラホラ。水位はやや渇水で、水温は昨日の谷に比べたら、ずいぶん温かい。
ただ、もう一つの目的の、タラの芽には、ちょっと早い。しかし、ポイントによっては採り尽くされてました。これ、早く採りすぎです。
でも、来週のちょうど良い時期に行っても、きっと、みんな採られてるんだろうな〜。

4月25日 寒水川 晴れ AM11:00〜PM3:30
一時期壊滅したこのポイントも、復活傾向。自然はたくましい。24日は、とても寒かった。私はフリースを着込んで山菜を探しておりました。
まず、牛道の上流のタラの芽ポイントへ行ったところ、まだちょっと早かった。ここは有名ポイントで、早く行かないと、美味しい思いが出来ないものの、早く行き過ぎても、美味しい思いが出来ません。
次に向かったのが、油坂のコンテツのポイント。ここは、ややホーケてる(遅い)ものの、そこそこの収穫。タラの芽も数本採れました。
次には九頭竜のタラの芽ポイント。ここは、これからが盛期といったところか?そこそこのタラの芽を得られました。これで美味しい天ぷらが頂けます。
ついでに言うと、九頭竜上流の水位は平水に近いながら、林谷は、雪代いっぱいでした。

翌25日は寒水川。ここで、スズケンさんに会う。「あまり釣れない」らしいが、せっかく会ったのだからと、ご一緒する。が、やはり釣れない。
たま〜に出る事もあるし、ライズも3回ばかり見たけど、釣れない。
原因は、ナチュラルドリフトが出来てない事。多分それです。風も強かったし・・。修行不足を感じましたね。
その後、上流に移動して、私に小ぶりなイワナ2匹と、スズケンさんには3〜4匹でした。

この日は、デジカメを忘れてしまって、写真はナシ。
私は、写真が無いと、何を書けばいいのか判らなくなってしまいます。あしからず・・・・。